どうも、センター物理で満点を取り、京大・早稲田・慶応に合格したクウルス(@Qoo_Rus)です。(自慢)
高校の物理で習う基本である「作用反作用の法則」
正確に理解している高校生は案外少ないです。
しかし、理解するのは簡単。
「主語と目的語を入れ替える」
たったこれだけです。
一体どういうことなのか、高校物理の力学の問題がイマイチわからない人向けに解説します!
この記事ではかなり要点を絞って解説しているので、厳密な説明を求めている人からすれば指摘したくなる箇所があるかもしれません。しかし、作用反作用を及ぼし合っている2つの物体の関係を理解することが、物理の苦手な方にとっては最も大切だと考えました。厳密な解説を求められる場合は別の記事や参考書をご覧ください。
Contents
主語と目的語を意識
力を考える上では必ず主語と目的語を意識しましょう。
「AがBに与える力」
この文の場合、Aが主語、Bが目的語です。
作用反作用の法則は主語と目的語を入れ替えた関係
主語と目的語を意識できたら、あとは主語と目的語を入れ替えるだけです。
作用「AがBに与える力」
反作用「BがAに与える力」
たったこれだけ。これが作用反作用の法則です。
作用反作用の法則の例
磁石と鉄
磁石を鉄に近づけると引っ張り合う力が働いて磁石と鉄がくっつきますね。
このとき、二つの物体にある作用反作用の関係は・・・
作用「磁石が鉄を引っ張る力」
反作用「鉄が磁石を引っ張る力」
ハイ、これだけ。
壁を人が押しているとき
壁を人が押している時も説明できます。
作用「人が壁を押す力」
反作用「壁が人を押す力」
壁が人を押しているから、人は壁を押すときに手応えを感じるわけですね。
よくあるミスは主語と目的語を意識すれば100%なくなる

①「床が物体を押している力」(いわゆる「物体にはたらく垂直抗力」)
②「物体が床を押している力」
③「地球が物体を引っ張っている力」(いわゆる「物体にはたらく重力」)
④「物体が地球を引っ張っている力」
作用反作用の関係にあるのは
【①と②】
【③と④】
です。
しかし、高校の物理の授業では④を書くことが少ないために、誤解が生まれやすいです。
よくあるのが、①と③が作用反作用の関係だという誤解。
①も③も目的語は「物体」だから主語と目的語を入れ替えた関係になるわけがありません。
難関大学に合格するための基礎をわかりやすく解説する家庭教師
私は主に数学・英語・物理・化学の教科で中学生と高校生を対象に京都で家庭教師をやっています。
遠方の生徒さん向けにスカイプでのオンライン家庭教師もやっております。
このブログで勉強に関する記事の更新をしているので、是非見ていって下さい。