どうも、スマホゲームは無課金で楽しむクウルス(@Qoo_Rus)です。
2019年12月にリリースされたスマホアプリゲーム「デュエル・マスターズ プレイス」に私見事にハマっています。
無課金でコツコツとプレイしてきた結果、何とか上級ランク帯であるプラチナランク帯まで上がることができました。
(タカラトミーやDeNAなどゲーム関係企業の皆さま、無料で遊ばせていただき、大変感謝しております。。。)

序列でいうと、
- ビギナー
- ブロンズ
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
- デュエルマスター(全国ランキングレート戦に参加できるランク帯)
- デュエルマスター・レジェンド(全国ランキング上位100位以内)

デュエルマスター以降は流石に課金勢にならないと厳しそうですが、無課金でもプラチナランクでも行けます。
ランクを上げていけたのは、上級者のデッキ構築をそのまま真似したからです。
ネットやYouTubeなどで強いデッキを調べて、その構築を丸パクり。
しかし、強いデッキ構築をネットで調べていると、何やらよくわからない専門用語が並んできます。
- 「ラッカ速攻」
- 「シータビート」
- 「トリーヴァアルカディアス」
- 「デイガボルコン」
カードゲームってやり込んでいる人たちの間でよく使われる専門用語が多い気がしますよね。
できれば、初心者でもわかるような言葉を使って欲しいなとも思いますが、専門用語を使うと玄人(くろうと)感が出てカッコイイので、気持ちはわからなくもないです。笑
というわけで、よくわからない専門用語「ラッカ」「シータ」「トリーヴァ」「デイガ」などの意味を調べてみることにしました。
Contents
デュエマの元「マジック・ザ・ギャザリング」
「デュエル・マスターズ」というカードゲームは2002年に発売が始まったのですが、元となったカードゲームが存在します。
それが「マジック・ザ・ギャザリング(Magic The Gathering、略称MTG)」
元となったカードゲームとだけあって、デュエマと共通点が多いです。
5色でカードが分類されているというところも共通点の一つ。
- デュエマの文明⇒マジックの色
- 火文明⇒赤
- 自然文明⇒緑
- 水文明⇒青
- 光文明⇒白
- 闇文明⇒黒
とみなせば、カードの性能の特徴も似たものです。
マジックでの呼び方がデュエマで使われがち
本格的にカードゲームをやり込んでいるプレイヤーは、元となったマジックでの呼び方をデュエマでも使うことが多いようです。
例えば、デッキのカードがどれだけのマナコストがかかるのかをグラフ化して分析する「マナ・カーブ」という用語は、元々マジックで使われていましたが、デュエマでも使われるようになっています。
あまりなじみのない用語が出てきたときには、マジックで使われていた用語かもしれないと考えてみると良いでしょう。
色の組み合わせに名前がある
さてここから本題。
「ラッカ」や「シータ」などの用語は、実は色の組み合わせを指す言葉なんです。
- ラッカ速攻 = 赤青白の組み合わせの速攻デッキ
- シータビート = 青赤緑の組み合わせのビートダウンデッキ
- トリーヴァアルカディアス = 緑白青の組み合わせのアルカディアス主体デッキ
- デイガボルコン = 白赤黒の組み合わせのボルメテウスコントロールデッキ
という意味になります。
友好色と対抗色とは?
マジックとデュエマにおける5色には実は順番が存在するのです。

白(光)、青(水)、黒(闇)、赤(火)、緑(自然)
の順番です。
色ごとに友好色と対抗色が存在し
- 友好色 = となりあった色
- 対抗色 = 離れた色
で分類します。
例えば、青に注目してみましょう。
青のとなりにある色は、白と黒です。
つまり、青の友好色は白と黒。
青の対抗色は残りの赤と緑、となります。
友好色の組み合わせ名称一覧
- トリーヴァ(緑白青)⇒白と白の友好色
- ドロマー(白青黒)⇒青と青の友好色
- クローシス(青黒赤)⇒黒と黒の友好色
- デアリガズ(黒赤緑)⇒赤と赤の友好色
- リース(赤緑白)⇒緑と緑の友好色
元ネタはマジックのカードの「〜するもの」という名前がついたクリーチャからです。

対抗色の組み合わせ名称一覧
- ディガ(白黒赤)⇒白と白の対抗色
- シータ(青赤緑)⇒青と青の対抗色
- ネクラ(黒緑白)⇒黒と黒の対抗色
- ラッカ(赤白青)⇒赤と赤の対抗色
- アナ(緑青黒)⇒緑と緑の対抗色
元ネタはマジックのカードの「〜ボルバー」という名前のついたクリーチャからです。

元ネタの名前の由来は?
マジックが元ネタというのはわかりましたが、そのマジックの言葉も何かが元になっているはずです。
少し調べたところ、海外のマジックの公式ページ、対抗色の組み合わせの名前の由来についてのQ&Aを見つけました。
“I was wondering where the names of the five Apocalypse enemy color combos (Dega Sanctuary, Ceta Sanctuary, Necra Sanctuary, Raka Sanctuary, and Ana Sanctuary) came from? Necra is pretty obvious, but what about the rest?”
(引用元: https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-august-2002-2002-08-01)
アポカリプス(マジックのエキスパンションの1つ)の対抗色の組み合わせの5つの名前の由来って何でしょうか?
というのが質問ですね。
回答がコチラ。
“The Apocalypse naming team wanted to link the three cycles of cards that keyed off enemy colors (the Ana Disciple, the Ana Sanctuary, and the Anavolver), so we invented five guilds to explain them. In happier times, these groups might have met secretly (in their sanctuaries, of course) to explore the magic of their ancient enemies. After the Phyrexian invasion, the Coalition’s desperation brings these heretical guilds out of the shadows. The Volvers are created using these strange combinations of mana. At least that’s one explanation for these three cycles of cards. So far, so good.
“Unfortunately, a couple of the Volvers use their card names three times in their rules text — and at that time Degavolver gained ‘: Degavolver gets +1/+0 until end of turn’ instead of first strike — so the guild names had to be as short as possible. Our task was to make up five very short words that players could associate with the appropriate color.
“White: Dega is just a made-up word. There’s no hidden meaning. It went up on the white board at a meeting and just stuck.
“Blue: Ceta is short for cetacean. A cetacean is a member of an order of marine animals that includes whales, dolphins, and porpoises. We tried out ‘Jele’ for a while, but it just sounded silly.
“Black: Necra is obviously derived from the Greek neckros, meaning dead body.
“Red: Raka sounds like it might have something to do with rocks, but the word isn’t really derived from anything. We briefly considered using ‘Gnor’ or ‘Gnar’ for the red guild, but we reassigned Gnarr to a pair of green creatures in the set with the playtest names ‘Bog Gnarr’ and ‘Glade Gnarr.’
“Green: Ana has the same Latin origin as animal: animus, meaning soul. The green guild name was the toughest one to finalize. The most obvious made-up four-letter Magic word for something green is ‘Maro,’ but it didn’t quite work in this context. ‘Terra’ was in the running for many weeks, but it sounded just as red as it did green. Dropping one of the R’s didn’t help much since ‘Tera’ is the metric system’s prefix for trillion.”
(引用元: https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-august-2002-2002-08-01)
要約すると、
デイガ(白赤黒)は単なる思いつきの造語。意味なし。
シータ(青赤緑)はcetacean(鯨類)の略からきている。
ネクラ(黒緑白)はneckors(ギリシャ語で「死体」)から。
ラッカ(赤白青)はrockから来てるんじゃないかと言われるが、実は由来なしの造語。
アナ(緑青黒)はanimus(ラテン語で「魂」、animalの語源でもある)から。
デュエプレ楽しいので一緒にやりましょう!
「ラッカ」「シータ」などの言葉は、色の組み合わせを指す言葉で、マジックでのカードが元になって呼ばれるようになったことを紹介しました。
専門用語を使ってカードゲームをしていると、けっこう厨二心をくすぐられて悪い気はしないです。笑
無課金でも十分に楽しめるカードゲームアプリ「デュエル・マスターズ プレイス」ぜひ皆さんも一緒に遊びましょう!