どうも、京都でアプリエンジニア、プログラミングスクール講師をやっておりますクウルス(@Qoo_Rus)です。
エンジニアとしてのキャリアアップを目指していくときに、どうしても避けられないのは英語の学習ですね。
公式リファレンスを読んだり、新しい技術を紹介する海外の記事を読んだり、英語を読む場面はアタリマエにやってきます。
あまりにも英語での情報収集がアタリマエになっているので、英語がニガテなエンジニア志望の方や駆け出しのエンジニアの方は不安になっちゃいますよね。
私も英語が学生の時から大のニガテで、わからない単語が出てきたときは、パッとググったり、Google翻訳使ったりを繰り返していました。
だけど、いちいちググるのって結構面倒なんですよね。
ブラウザの別タブで検索して、検索に出てきた辞書サイトで調べるという手順を踏むと、意味を調べるまでに10秒前後かかってしまいます。
そこて、役に立つのがGoogle Chrome(グーグルクローム)の拡張機能!
Chromeの拡張機能を使うと、マジで1秒で和訳が完了してしまいます。

また、パパッと日本語の単語の英単語訳を見たいときも、Chromeの機能が役立ちまくりです。
具体的な機能の使い方を画像・GIF動画つきで解説していきます。
普段お使いのブラウザがGoogle Chromeではない場合、まずはインストールしておきましょう。
Contents
Google翻訳のChrome拡張機能

Chromeで英語のwebサイトを読む時に、テキストを選択するだけですぐに和訳を表示してくれる神ツールです。
導入に一切お金かかりません。さすがグーグル神。
Chrome拡張機能の設定方法、使用上の注意点、そして個人的に感じているメリットについて順番にお話していきます。
設定のやり方

まずはGoogle拡張機能のGoogle翻訳のページへ行きましょう。
「Chromeに追加」をクリックしたら、すぐに使えるようになりますが、初期設定だと、洗濯した時にすぐに和訳が出るわけではありません。
初期設定では、Google翻訳マークのアイコンが現れて、クリックすると和訳ができる仕組みになっています。

もし、テキストを選択してすぐに和訳が出て欲しいという方は、オプションから設定を変更しましょう。

Chromeの画面右上のメニューにGoogle翻訳のアイコンが追加されているので、右クリックをします。

「オプション」をクリックしましょう。

「すぐにポップアップを表示する。」を選んで「保存」をクリック。
ブラウザを一度終了しない場合は、変更が反映されないままになっていることがあるので、もしテキストを選択してもすぐに和訳が表示されない状態が続いていたら、ブラウザを閉じて再度開きましょう。
これで設定は完了です。
テキストを選ぶだけ、たったの1秒で和訳ができる環境が整いました。
注意点「一度に訳せるのは1文まで」

一度に訳せるのは一文までが基本です。2つ以上の文を一度に選択してしまうと、和訳を行ってくれません。
と思ったら、2つ以上の文を選んでいないかをチェックしましょう。
使うメリット
個人的に感じているメリットは大きく分けて2つです。
- 文レベルでも単語レベルでも訳せる
- 原文のニュアンスを確認しながら和訳を見られる
エンジニアが英語学習を意識しながら勉強する上では、大きなメリットだと思います。
メリットだと感じる理由を合わせてそれぞれ解説していきますね。
文レベルでも単語レベルでも訳せる
もともとGoogle翻訳でも、文であろうが単語であろうが訳してくれましたが、Chrome拡張機能でも部分訳をきちんとやってくれます!
部分訳は英語の上達に大きく貢献する機能ですね。
なぜなら、いちいち全部を訳していては英語そのものを読む習慣がなくなってしまうから。
当たり前の話ですが、英語は英語のままで読み進められるようにするのが、理想の読み方です。
英語のままで読む訓練をするためには、普段からできるだけ和訳を読まないようにすべきなので、

legibleという単語だけの意味だけわからない場合は、部分訳を活用して

部分だけを読むということにしていくことで、できるだけ英語読みを心がけたいですね。
英語学習者の方の中には、
という方がおられます。
しかし、英語テキストを読み進める作業と辞書を引く作業を同時に進めるのはかえって効率が悪いです。
細かい意味を辞書を使って調べた方が良いなと感じる方は、その場はGoogle翻訳拡張機能で意味をパッと見て、あとでまとめて引くという使い方をするのも良いでしょう。
原文のニュアンスを確認しながら和訳を見られる
Google翻訳は技術の進歩で大きく和訳の精度を上げてきましたが、それでもまだまだ細かいニュアンスがわかりにくかったり、意味が少しわかりにくかったりします。
できるだけ英語の原文と照らし合わせながら読みたいという人にとって、ChromeのGoogle翻訳拡張機能なら原文を表示したままなのでめちゃくちゃ便利です。

例えば上の文章ですが、少し和訳の意味が受け取りづらいです。
日本の英語文法用語でいえば「無生物主語」の文章が使われているからですね。
“Touch and discoverability heighten delight”
は直訳すると、
「タッチと発見可能性は喜びを高める」
「タッチと発見可能性」が主語なのですが、日本語では生物ではないものが主語になっている場合は修飾語的に訳すると意味が通りやすいので、「喜び」が主語になるような形で
「触れて発見することで喜びが高まり」
とGoogle翻訳では訳してくれたんですね。
原文を確認しながらだと、文構造を把握しやすいので、とても英語学習に役立ちます。
検索エンジンを追加して英単語検索する
Google Chromeの検索欄はGoogleの検索以外の検索エンジンを追加して使うことができます。

これを活用して、英単語を詳細に調べる検索エンジンを追加し、
と思った日本語を検索欄に入れて、すぐに検索できちゃうわけです。
今回は設定の一例をご紹介したいと思います。
設定のやり方の一例

アルクのサイト「英辞郎 on the WEB」の検索エンジンを追加してみます。

まずは、Chromeの右上にある縦3点のところをクリックしましょう。

メニューが表示されるので「設定」をクリック。

設定画面の左側の「検索エンジン」をクリック。

「検索エンジンの管理」を選択します。

その他の検索エンジンの「追加」ボタンを押して、追加画面へ行きます。

- 検索エンジン:ALC
- キーワード:a
- URL:http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8/
と入力して「追加」を押せば設定完了です。
あとは、実際に検索欄で
“a” と入力してから「スペースキー」もしくは「Tabキー」を押せば、アルクの英辞郎の検索エンジンに切り替わります!

英語勉強を快適にするツールを積極的に活用しよう!
英語の学習はあくまで、技術に関するインプットをする上での手段です。
できるだけ効率的に学習を進められる仕組みはGoogle Chromeをうまく活用するだけでも十分に導入できます。
レベルの高いエンジニアはどんどん自動化・仕組み化する方法を考えることで業務効率を上げて行くので、まずはできるところからツールを利用していきましょう!
- Google Chromeは便利な英語学習ツールの宝庫
- Google翻訳拡張機能を使って1秒和訳
- 検索エンジンにアルク英辞郎を追加してサクサク英単語調べ