どうも、鉄拳プレイヤーのクウルス(@Qoo_Rus)です。
格ゲーをある程度プレイしているプレイヤーがよく聞くワード「ファジー」
大抵、「ファジーガード」というワードで聞くことだと思います。
私がよくプレイしている格ゲーは
- 鉄拳
- Dead Or Alive(DOA)
- ポッ拳
です。この3つのゲームにおけるファジーを例にとって、ファジーという言葉を解説したいと思います。
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ファジーは英語で「あいまいな」という意味

英語でファジーのスペルは“fuzzy”
意味は「あいまいな」
例文)私の記憶はあいまいです。
My memory is fuzzy.
つまりファジーガードの意味は「あいまいなガード」ということになります。
イキったビジネスパーソンが「そんなファジーな企画書じゃ困るよ〜」とか使っているイメージがあります。(偏見)
格ゲーでは「ファジー」=「複数の選択肢に対応可」

ファジーは格ゲーでは「複数の選択肢に対応可能な」と読み変えると意味が通ることが多いです。
相手の複数ある攻撃手段に対して防御をする際には、その複数に対して有効な防御手段がファジーガードです。
「ファジージャンプ」とか「ファジー横移動」とか、全て複数の選択肢に対応可能な防御手段といっても差し支えないです。
いろんな格ゲーでの「ファジー」
鉄拳における「ファジー」

鉄拳では
しゃがみガード相手にヒットする中段攻撃
立ちガードの相手にヒットする下段攻撃
が二択になっていて、防御側は立ってガードするかしゃがんでガードするかを迫られます。
しかし、多くの技は中段攻撃の方が発生が早く、下段攻撃の方が発生が遅くなっています。
この時間差を利用して、ある時間までは立ちガードを続けて途中からしゃがんでガードするという防御方法を取ると、最速で二択を相手が迫った場合にどちらも防御することが可能です。
平八の奈落払い一発目がノーマルヒットした後の展開がわかりやすい例で、二発目に出す技が
奈落払い踵落とし(中段攻撃)
奈落払い二発目(下段攻撃)
の二択になります。微妙な時間差とモーションの違いをもとにして、両対応が可能です。難しいですが・・・
中級者以上の人に「ファジーガード」について聞くと、「横移動ガード」の話を聞くことが多いと思います。
発生の早い中段を横移動で避け、発生の少し遅い下段を横移動後にしゃがむことでガードするテクニックです。
これもファジーガードの一種と言って良いでしょう。
DOAにおける「ファジー」

DOAは鉄拳に比べて強力な下段攻撃が少なく、
しゃがみガード相手にヒットする中段攻撃
立ちガード相手にヒットする投げ技
の二択が多いです。
攻撃発生は基本的に投げ技の方が早いので、一瞬しゃがんで立ちガードを行うという防御がファジーガードになります。別名「屈伸ガード」と言います。

バーチャファイターでも屈伸ガードは存在しています。というかこちらが元祖でしょうか・・・?
ポッ拳における「ファジー」

ポッ拳では「ホミ格ファジー」と呼ばれるテクニックがあります。
ホミ格 = ホーミング格闘
フィールドフェイズ時の打撃技。Xボタンを押すと相手を自動追尾して打撃技を繰り出す。
ガード崩しに当たるつかみ技に対して打ち勝てる。
フィールドフェイズの接近戦では、「相手の攻撃をガードする」「相手の投げをホミ格で潰す」という二つの防御選択肢がありますよね。この二つの機能を複合させたのが「ホミ格ファジー」と呼ばれているやつです。
— たすく/クウルス (@q3task) 2016年8月16日
ファジーというのは英語で「曖昧な」って意味です。ホミ格ファジーはガードもするホミ格で投げも潰す曖昧な行動なのでこう呼ばれます。
— たすく/クウルス (@q3task) 2016年8月16日
やり方は近距離で横入れX入力後に少しキャラクターが動いたのを見たらガードでキャンセルする、これだけです。 pic.twitter.com/HWYfOmZsOZ
— たすく/クウルス (@q3task) 2016年8月16日
実はこのキャラクターが動いているときに投げを相殺する機能が付いていて、相手が投げてきた場合「自分キャラクターが赤く光るが、ホミ格の攻撃部分は出ない」という現象が起きます。この間にホミ格以外の技がいくつか確定します。
— たすく/クウルス (@q3task) 2016年8月16日
こんな感じです。 pic.twitter.com/xMydCasqTs
— たすく/クウルス (@q3task) 2016年8月16日
ファジーは「最速行動」を潰す選択肢であることが多い
格ゲー初心者は相手の攻撃をガードしたり自分の攻撃がヒットしたら、すぐに自分の攻撃に移りがちですが、ファジーガードを心得ている人には完封されてしまいます。
最速行動をするかしないかの読み合いが生まれたら、一段格ゲーが上達したと言っていいでしょう。