どうも、作業中は基本的にゲーム音楽をずっと聴いている、ゲーム音楽大好きのクウルス(@Qoo_Rus)です。
皆さん、なるけみちこさんというゲーム音楽作曲家をご存知でしょうか?
まずは黙って聴いてみてください。
これはワイルドアームズというゲームのオープニングです。
この名曲「荒野の果てへ」をはじめ、ワイルドアームズの数々の曲を生み出したのが、なるけみちこさん。
他にも様々なゲーム音楽の作編曲で活躍されています。
この記事では、
- ワイルドアームズってどんなゲームなの?
- なるけみちこさんってどんな人なの?
- なるけみちこさんの楽曲をもっと知りたい!
という人に向けた形で、ゲーム音楽作曲家なるけみちこさんについて語っていこうと思います!
ワイルドアームズについて
記事冒頭で「ワイルドアームズ」について知っているかのような口をきいていましたが、実は私プレイしたことありません・・・(ごめんなさい)
なので、この記事執筆に当たってGoogle先生にワイルドアームズというゲームについて聞いていたのですが、アマゾンのリンクを踏むと・・・

ぎゃああああ!!!プレミア価格だああああ!!!!
これは名作にちげえねえ!
それでは、どういったゲームなのかを簡潔にまとめていきましょう。
SCE三大RPGの一つ

プレイステーションで発売されたSCE(ソニー・コンピュータ・エンターテイメント)のRPG作品で、当時「SCE三大RPG」という売り文句だった三作品が
- 「ワイルドアームズ」
- 「ポポロクロイス物語」
- 「アークザラッド」
でした。
私がこの中でプレイしたことのある作品は「ポポロクロイス物語」だけなのですが、「ポポロクロイス物語」はとっても心温まる感動RPGで、それと並んで評されるというだけで、私にとっては、いかに「ワイルドアームズ」が素晴らしいゲームなのか、うかがい知れます。
SFと西部劇を融合させた世界観
SFとファンタジーと西部劇を融合した世界観、「グッズ」と呼ばれるシステムを駆使して解く謎解きが特徴の王道RPGです。
先ほど紹介したオープニングムービーからだけでも、その世界観が伝わってくる絵・音楽ですよね。
シリーズを通じて、この世界観はずっと受け継がれていきます。
なるけみちこについて
今日はM3に出展しております。ギリギリ新譜も間に合いましたが100枚しかありませんのでお早めにお越しくださいませ。第二展示場一階あー05bでお待ちしております。寝不足ですがわたしは元気です。 pic.twitter.com/SrSbNWemhS
— なるけみちこ (@narupon) April 30, 2017
それでは、なるけみちこさんは一体どんな人物なのかを紐解いていきましょう!
現在に至るまでの経歴
まずは簡単なプロフィールをご紹介。
生誕 | 1967年8月13日 |
---|---|
出身地 | 日本・千葉県 |
職業 | 作詞家、作曲家、編曲家 |
ジャンル | ゲームミュージョック |
公式サイト | http://www.sasakure.net/ (ささくれ砦) |
音で綴られる“手紙”─。なるけみちこの音楽世界
http://www.2083.jp/contents/201308narukemichiko/
公式サイト「ささくれ砦」
wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%91%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%81%93
学生時代をオルガン教室や鼓笛隊や吹奏楽部で過ごす

ここでのオルガン教室というのはおそらくエレクトーンのことだと思います。
子どもの頃から、様々な形で音楽に触れてこられたようです。
元々は楽器店での楽器販売やエレクトーンのデモ演奏が仕事
最初の仕事は、地元の楽器店だったそうです。
学生時代からいきなりゲーム音楽家への道を志しておられる訳ではなかったんですね。
セガに勤めていたバンド仲間の影響でゲーム音楽業界へ

「もっと違う仕事をしたい」と思って、楽器店勤めのお仕事は辞められたそうです。
ただし、次の仕事は決まっていなかったようで・・・
辞めた次の日に、これからどうしようかなと思って求人募集雑誌を買ったら、日本テレネットというゲーム会社のサウンドプログラマー募集を見つけて即決応募したそうです。
楽器店勤め時代のバンド仲間に、S.S.T.BAND(※参考)の並木晃一さんがいらっしゃったとのこと。
「セガでゲーム音楽を作っている」
「曲を書き終えれば自由時間だから、そこでギターの練習をしている」
と聞いていて、「その仕事いいな!」と思っていたんだそうです。
S.S.T.BAND
1988年、セガのゲーム音楽を演奏するために結成された、世界初のゲームミュージック“ライブ”バンド。現在は「Blind Spot」として活動中。
ゲームデザイナー金子彰文と出会い、ワイルドアームズが生まれる
日本テレネットに入社し、そこから作曲家としてのキャリアがスタートしたそうです。
最初の仕事は「天使の詩」シリーズというRPGの音楽。
「天使の詩」には、「ワイルドアームズ」のゲームデザイナーである金子彰史さんも関わっていて、一緒に仕事をされていました。
その後金子さんが会社を辞め、その1年後になるけさんも会社を辞め、なるけさんはフリーで様々なお仕事をされていたそうです。
そんな時に、金子さんからなるけさんに久々の電話があったそうで
と直々の依頼を受けたそうです。
そのRPGこそ「ワイルドアームズ」
日本テレネットの会社員時代では、なるけさんの作る音楽は「ゲームっぽくない」と社内で言われることが多く、気に入ってもらえることがあまりなかったそうです。
そんな中、当時から金子さんだけはなるけさんの音楽を気に入っていたんだとか。
「スマブラX」での編曲
「大乱闘スマッシュブラザーズX」
私が中学生だった当時夢中になっていたゲームですが、このゲームの楽曲の編曲になるけさんも関わっておられました。
ゲーム音楽ファンの間で当時から「スマブラXに集まっているゲーム音楽家たちが豪華過ぎる!」と話題に。
その豪華な音楽家たちの曲たちの中でも一際人気を集めていたのがなるけさんの編曲した楽曲
- 「ゼルダの伝説:時のオカリナメドレー」
- 「スーパードンキーコング2:とげとげタルめいろ」
最新作である「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」でも、この2つの楽曲が収録されているので、是非ゲームで聴いてみてください!
現在の活動は?
今でも作曲家としてのお仕事を続けておられます。
様々なゲームの楽曲を手がけておられますが、私が好きなスマブラのみのお話をすると・・・
最新作のスマブラSPでも編曲を手がけておられます!
悪魔城ドラキュラシリーズの2曲をメドレーにしたアレンジ
またゲーム音楽関連のイベントでも、精力的に活動されています。
闘会議2015では「ワイルドアームズ」の名曲「世界にひとりぼっち」の生演奏をティンホイッスルで披露されるという出血大サービスも!
なるけみちこ の人物像を探る
沖縄でやる屋台焼きそばのイメトレ中 RT @gametakt: 演奏中のなるけみちこさん! #gametakt pic.twitter.com/TCv3RbzGmO
— なるけみちこ (@narupon) March 8, 2014
数々の名曲を生み出してきた、なるけさんですが、その人物像を知るヒントについてご紹介していきたいと思います。
座右の銘
Don’t think, Feel! (考え込まずに素でやれ)
公式サイトに書かれていますし、Facebookのプロフィールにも書いておられました。
ブルース・リーを意識されているのかどうかはわかりませんが、理論よりも感性を大切にされているのかなぁと思うような座右の銘です。
慕っている人物は名音楽家の見良津健雄
公式サイト「ささくれ砦」のブログにて語られていました。
若くしてガンで亡くなられたのですが、当時はなるけさんにとってかなり大きなショックだったようです。
見良津健雄は僕の好きなゲーム「ジャンピングフラッシュ」シリーズの作曲を担当されていました!
今なら「ジャンピングフラッシュ」の1作目はPSクラシックに収録されているのでそれでプレイすることができますね。
ちなみに「ワイルドアームズ」の1作目も収録されていますよ!
ささくれ砦「見良津健雄さんのこと」
なるけみちこの作品紹介
2013年より自主制作CD「Feedback」シリーズなどを定期的にリリースされています!
Feedbackの最新作です。
Feedbackシリーズとはテイストが異なるSETTLE
「まあ、おちついて。」
そのほか様々な自主制作CDは「2083オンラインショップ」から購入することができます!
なるけみちこが顧問として出演するイベント「東京ゲームタクト2019」
さてさて、もうすぐ開催となるゲーム音楽フェスティバル
「東京ゲームタクト2019」
なんと、無料で入場できて、生のなるけみちこさんに会えるチャンスがあります!
詳しくはこちらの記事に書いていますので、是非ご覧ください!

それではご覧いただき、ありがとうございました!